DOS/V導入とインターネット
 小修正(030111, 090110, 180102)
1.DOS/V の時代へ

所属部署(消化器内科)の文書は教授の一声でPC98の一太郎と決まっていた.
その時の教授は退官となり,PCの時流はwin3.1からwin95への過渡期であった.
さらに,書類の電子化へ向けて大学全体のPC導入とオンライン計画も出てきて,
部署と部署構成員全員の機器の標準化の必要性が生じてきた.当然,Windowsが
ベースとなるわけで,各部署にDOS/V機が1台配給され,設定はすでにされていた.
また,LAN管理やPC管理専門のシステムサポート課も新設された.

その頃の部署は教授退官後にPC9821 Ap(無印;win3.1)を導入し,部署の書類
等を整理しており,配給されたPCでこわごわインターネットをしたり,オフィスを
使ったりしていた(この機種が後で役に立つ).

2.DOS/V機 導入(機種選定)
win3.1は訳もわからずに触る程度で,使ってたソフトは一太郎のみ,マルチタスク
とはいうものの今では考えられないようなスピードで,世の中はwin95が発表され
たばかりだった.
流石にi80486 40MHzでは遅く,インターネットも流行りだし,新しいもの好き
な僕は新機種導入の方法を練る(-。-) ボソッ・・・・
いくら考えても出てこないので,某所(謎)より出世払いで借りる.
 いろいろ悩んだ末,Dell のDimension(200MHz)を選定,注文した.
注文時の受け答えは確かに親切ではあったし不満はかったのだが,注文中に今
はまったく古い スロット1で233MHzを積んだ新機種が出た(笑).
変えてくれと言ってもそれは無理で・・・


Dell Dimension(socket7の最終機種)
 CPU  ソケット7 Pentinum 200MHz
 メインメモリー  640Kb
 いわゆるメモリ  64Mb
 HDD  2Gb
 メディア  3.5インチFDD x1   
 x6 CDROM
 OS  Win95 
 グレードアップ  1)SCSI CD-R   
 2) HDD かなり後で6Gb   
 (2GのHDDは今もあります→無くなりました)   


 ということは,互換性がなくなるので ノート(中古 8万円も同時購入)
 (日立のもともとはwin3.1が乗ってて,機種名は忘れた)


Hitachi Prius???
 CPU  インテル pentinum 75MHz
 メインメモリー  640
 いわゆるメモリ  64Mb
 HDD  500Mb
 メディア  5インチFDD x1
 OS  無理やりWin95
 グレードアップ  1)IODATA  LANカード   
 2) TDK デュアル(モデム+LAN)カード    


CD-ROMはOS導入の時だけ借りて後はLANでやり取り セキュリティ無し(爆)
それでも,パワーポイントでスライド作ったり,アクセスにデータ入れたり,
仕事では一番使ったPCとなった.これまではワ-プロとデータベースだけだった
のが画像はそれなりにスイスイ出るし,直接スライドができるソフトも単純で
はなく,これでこそパソコンだと思えたような気もする.そうなると機械に
対する愛着も湧いてきて,このノートはマザーが壊れるまで使ったし,それに
付いていたHDDは最近まで別のPCに付けてあって,未だに置いてあります.
(さすがに,今はもうありません)

3.LANの設定とインターネット
1)最初の難関
大学のPWとIDをすぐに申請し,部署に配給されたPCからはすんなりとネットに入
れた.当然,人数が多いので使いたい時に使えるわけではなく,個人用のPC
(上記ノート)にLANカードを導入し "外の世界へ" というストーリーができた.
ところが,上手く繋がらない,サポート課の人にきて貰っても繋がらない!!
というのもWin95ではTCP/IPプロトコールがデフォルトでインストールされてな
かったのですよ. それが判るまで苦労した事(;^_^A アセアセ 笑い話です.
しかし,それが出来るようになる迄は仕事の難関を突破する時よりも努力を注
いで,真剣に設定を覚えた.
その頃のインターネットといえばほとんど無法状態で(爆),画像の世界にのめり
込む.朝,職場に来て自動DLソフトを立ち上げといて,昼に設定し直し,さらに
夕方まで(;^_^A アセアセ.今のように暗号も偽装も無く.スイスイとDL出来た. 
HDDのスペースが瞬く間に無くなることなくなること・・・(-。-) ボソッ

2)プロバ契約とISDN+FTP
DLは職場でがメインであった=職場でしかできなかったので週末や夜中に時間が
ある時もコレクションはしたいわけで(爆),なんとか出来ないものかとまた
悩んでいた.その頃にはすでに地元のプロバイダーも起業されており,すぐに
契約を申し込んだ.電話線を2回線引く余裕はなかったので,NTTのロクヨン 
ロクヨン イチニッパも整備されていたこともありそれも申し込んだ.
繋ぐための装置(TA-DSU)もわけもわからず特価の型落ち(IODATA128不可)
を購入し,職場で苦労した経験がものをいいすぐに開通.
そうすると,今度はHPを作りたくなってくる,HP用のスペースは確保されていて
作るのと,それをサーバーのスペースにアップするだけ, 簡単だ!!
 ところがどっこい最後まで解らなかったのがFTPの設定,今は馬鹿みたいなこと
がまったく解らない・・・IDを何処に,PWはどれ? パーミッションて?
周囲に聞いてもちゃんと教えてくれる人はなく,やり取りできるようになるまで
3ヶ月ほどかかった(爆).それが出来て初めてHPを作ってみようと思うようにな
なったような気がする.
この頃から,パソコンは単体ではなく外へ繋ぐシステムの一部として動かしてこそ
パソコンだと思うようになってきた.
このシステム?と設定が整って,ようやく家でDLも出来るようになった(爆).

4.PCの構成
導入したデスクトップは完成品で,設定も全てされた状態で送られてきて,メール
や接続の設定とTA-DSUのデバイスドライバーさえ入れたら快調に動いた.
部署員もそれぞれにDOS/V機を購入していった(やることはほぼ同じ)あるとき,
後輩のPCでフリーズが頻回に起こるようになった,リソースの概念や95の弱点を
知らないままに,無謀にもHDDのフォーマットを試みたのである.
一応は動くようになったが,なにかのデバイスの!は点いたままが続いた(笑).
その頃はPCの構成部品の考え方すら知らず,それぞれにデバイスドライバーソフト
がいることも,コネクター(ISA,PCI)の種類もまったく頭の中には無かった.

5.最初の構成が完成?
部署のPC(PC9821 AP無印)も遅くて使い辛づらくなり,DOS/V機の導入が
決まった.ちゅうことは,それが余るわけで廃棄処分になったのを貰い受けた.
というのも自宅ではPCが居間に置いてあって,堂々とDLは出来ないのである.それを
するためには,もう一台いる・・かつ回線も・・・ 執念で・・・(爆)
やらなければいけない事が2つあった,1つはPC9821へのWin95のインストールで
他は回線の問題

1))Win95のインストール
CD-ROMは付いているものの今では考えられないような操作をしないとCD-ROMは
認識できなかった.結果的にフローピーでせざるを得ず,手にいれるのに苦労した.
セットアップディスクもなかなか作れず,夜な夜な時間を費やした.

2)回線の問題
雑誌やフリーソフトのリストを見ていてWingateを見つけた.いわゆるプロキシ
サーバーの役目をするソフトで,設定さえ上手くやれば1回線で数台のPCをネット
に繋げる,しかもフリー.早速導入したものの設定がやたら難しい,結局システム
サポート課の方に来てもらい設定をしていただいた.この時のくそ煩わしい設定や
PCのLAN接続をしつこくやったのが後になってかなり役に立った.
なんとなくネット接続の設定は何が重要かが解ってきたかな.