短縮ダイポールの巻 190930〜
とある日,地元の無線屋さんを訪れると少し長めの短縮ホイップが2本あった,どうも3.5MHz
用らしい.他の周波数用も何本かおいてあった.不要になった方から引きあげてきたという.
譲って貰えるように交渉したが,しばらくは店に置いておくとのことであった.物はサガ電子の
CM-144W7+SLIM-3.5である.オークションではこれなら入札してもよいと思う価格では
なかった.
短縮アンテナについては,放射効率の問題は抜きにして以前より興味があり,機会があるごとに
ネットで調べていた.50MHzの15pホイップも根性で造り,現在も実装している.3.5MHz
についてもアメリカ製の超短縮ダイポールの記事を見つけて値段を調べた記憶がある(今回見つ
けられなかった).思ってるといつかはチャンスが巡ってくるもので,店長さんを口説き落とし,
2本とも安価で譲って貰った(とりあえずダイポールを作るつもりで).
一方で,PCの師匠宅に故あってUDE-721が来ていた.早速馳せ参じ,調整を開始した.かなり
粘ったがSWRがまったく下がらない.他にも調整するアンテナもあったので諦めて,持ち帰り
原因を調べてみることにした.

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バランも変えて実験
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テストの結果は,片方の先端部コイルの不良であった.そこでまた,使えそうな物は使える
ようにしようという性が沸きだしし,テストに使った先端部との結合部を修正した.
次に考えたのは,3.5MHzの短縮ダイポール.以前より解っていたことは,同軸との接続である.
一方の芯線と,他方の芯線が同軸の+,−となる様に接続しなければならない.モービル
ホイップをダイポールにできる部品(CQオーム,MAV-2W)は見つけたが,自分にとっては
高価で,何とかならないかと一時は部品を作って貰う事も考えた(地元に安価で製作して
貰える加工屋さんがある).それでは面白くない.
そうだ,UDE-721の結合部を使って,3.5と7MHzを使える様にすればよいではないか!
というわけで,これはどうしようもないので加工屋さんに部品を作って貰った.

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手前右が作って貰った部品M型メスと接合して完成


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いざ検証
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実際の運用はどうなるか・・・
(200621記載,200621微修正)