これまでの経過と背景 200617
何年か前,業界で災害対策の一貫として,アマチュア無線を導入する事になり,レピ
ーターの使用の件でお世話になった方から1200MHzのTH55を(無期限)借用させ
ていただけることになった.アンテナは3バンドノンラジアルでケーブルは一本,
でコネクターを付け替えて運用していた.アンテナからはM型オス,使用する無線機は
N型メス,BNCメス,SMAメスで,それぞれ変換コネクタを使っていた.

クラブのメンバーで我家PCの師匠が懇意にしていて,移動運用も何度がご一緒した方が
サイレントキーとなられた.持っておられた無線機器の一部を活用を条件に譲って
いただけることになった.その中にIC-706MkUGがあった.発売当時には購入を考えた
機種で,一度使いたいと思っていた.早速,持っていたIC-706無印と交換し,車に取り
付けた.という事で,IC-706が押し入れの奥に行きそうになっていた.

一方で,ログの記録やアンテナ設計に使っていたPCのモニターは場所の関係からワイド
ではなく,頭の隅に何とかしなきゃな という思いがあった.さらに,軽快に動いて
いたKVMスイッチのモニター出力が出なくなっていた(PCの項).
連休がきっかけになり,いくつかやりたい事を一気に進めてしまうことになった.

今回の変更 200617
PCについては仕様を変える度に(LAN接続のこともあって)構成図を作成してきた.
5月の連休に何を思ったか,無線部屋の大掃除を開始した.便利な運用に必要な物の
多くは地元の店に置いてあったり,注文出来たりで手に入れることができた.
なかなか見つけられなかったのが,ケーブル接続用M型メスだった.
結果的に行った事
1)KVMスイッチの変更を余儀なくされた(PCの項).
2)PCモニター変更とIC706設置のため,工作好きの親しい知人に棚を作って貰った.
3)配線の整理
4)3バンドアンテナにトリプレクサーを設置かつコネクター製作
5)部屋の模様替え
 @棚の製作,これは自作
 A写真の整理
 Bアンプの搬入
書けば5(8)行,同時進行で実際にはほぼ一ヶ月(;^_^A アセアセ…
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シャック
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やっと見つけたケーブル接続M型メス
現状(2006617)の機器構成 模式図
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現状(2006617)のモービルの状態
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あらためて回想
これまでしてきた事を思うと,使えるもしくは使えそうな装置は何とか使い続けられないかとか,
何か工夫をして特徴を出せないかとの気持ちが奥底にあるようた.
アンテナについては,短縮ダイポールはどうしても帯域が狭くなる.いつもの性格が出て,何か
できないかとCQ誌のアンテナチューナーの特集を読みあさった.すると,バランの代わりにチュー
ナーを使う記事が出ていた.一般的ではないが少なくとも実践している方がおられる.直感的に
これだと思い,システムを組むことにした.結果は上々,3.5も7MHzも高頻度に一発ピックアップ
された.先日も50W運用したが,よく飛んでいる印象を受けた.さらに,運用を助けてくれる装置
が東京ハイパワーのHTC-200DCFで,RF信号でチューナーを作動させてくれる.
一方,今では高価ながら200W機も簡単に手に入れることができる.しかし,100W機で何とか
200W出せないかと考えてしまう.自分に技術があればリニアアンプを作る事ができるが,技術も
無く,一から勉強して完成まで漕ぎ着ける意欲はない.カタログやネット上の記事を探すとやはり
東京ハイパワーの製品に辿り着く.HFと50MHzのリニアアンプが過去には納得できる価格で販売
されていたものの,すでに製造中止となっていた.
信じる者こそ救われる.時々訪れていた大阪でんでんタウンの無線屋さんに相談すると,何とか
なるという.はたして,新品のHL-206Vが届いた.HL-200BDXは,常にオークションサイトを
検索し,出品された時点で手に入れることができ,回路図もネットから取得することができた.
こうして,新機種を購入することなく3.5〜50MHzまで200W出力の免許を得ることが出来た.

(200626記載,230621微修正)