環境の変化とルーターとの戦い
 制作,小修正と追記(070226,090112, 180102)
1.仮住まい開始

3年間の勤務を終え,地元に帰ることになった.
なんとしても,通信環境は整えておきたい.
引っ越しの忙しい中,帰ってからすぐネットができる手配はしていた(笑).
いずれにせよ,開業するのは決まっていたが,しばらくは両親のところで働き,
自宅は仮住まいとなった.
その後,両親宅の居場所を整理し,プロバイダー契約をしてもらい,さらに
PCが使えるように台を作ってもらった.

ハードに変化はなく計4台(デスクトップ3台+ノート)でゴゾゴソとダウン
ロードばかりをしていた(仮住まいに1台とノート,仕事場に2台).
その頃のチャットはICQからMSNメッセンジャーへの変わりつつあり,
販売中のOSはWin2000,とMEとになり,新しいソフトはME以上の対応となって
いった.ネットへは仮家,仕事場ともに一台が繋がっていたので問題はなく,
必要な時はにはLANを繋ぎ換えて接続していた.チャットと静止画処理は何とか
上手くできていた.

2.動画のデジタル化
CPUのクロック数は上がり続け,1Gを超えるのが当たり前になってきた.
すると,動画をデジタル化する方法もちょこちょこ雑誌に載るようになる.
DLしたファイルもVHSの動画も出来ればメディアに保存して置いておきたい.
書き込み可能DVD装置はまだ1倍速でとてつもなく高価,DVD-Rは
¥300〜500(1枚)しており,常時にはなかなか使えない.
DVD書き込みなんてまだ夢の頃,CD1枚に2時間程度の動画を焼けるDivxが登場
した.そして動画キャプチャーのボードも少ないながら発売されるようになった.
詳しいことは忘れてしまったのだが,とりあえずキャプチャーボードの購入を
考えていた.しか〜し,OSはME以上が対応(ToT),いろいろ試みるが上手くい
かず,とりあえず動画専用マシンを購入することとなる.

 CPU  ソケット478 Pentium4 1.8G
 マザー  忘却 
 メインメモリー  640Kbすでに当然となっている
 メモリ  512Mb
 HDD  40Gb 60Gb
 メディア  3.5インチFDD x1   
x4書き込み型 CDROM
 OS  Win98SE→Win2000→ME
 グラフィックボード  Gforce4
 グレードアップ 1)キャプチャーボード IODATA
2) HDD増設
3) RICOH x2.2 DVD+R

    自作3号機(このケースも090112現在使っていて
   CPUも健在.さすがに180102現在はない)

OSを変え,キャプチャーデバイスを購入し,VHSデッキを持ち込み,動画取り込みと
エンコードにのめり込む.このマシンは二番目に酷使した.エンコードテクニック
も少しずつ上達していった.エンコードは8〜10時間かかるのは当たり前で,CDも
どんどん増えていく.で,書き込み可能DVD-ROM(+Rのみだったが:リコーです)
をやっと購入した.一方では,出来るだけファイルザイズを小さくし,少なくともDVD
一枚に焼けるサイズにする事を始めた.この時にコンテナや,コーデックの概念が何と
なく理解できるようになっていった.この時に得た知識は現在も役に立っている.

〜今思い出すと懐かしい〜
rempeg mpegファイルをリサイズ出来る(当時のCPUでは膨大な時間を要する)
TMPGEnc フリー版がすでに発表されていた.
AVI-utility 今でもファンは多く進化している.
DivX(コーデック) 今はXvid(文字が逆なのも面白い)も見ないか
究極はDVDやVHS動画を一枚のCDに納める事,何とか見られるのもできてはいた.
今やflvもすたれ,MP4(H264+AAC)が主流,DVD-Rも一枚\50〜
CPUのクロックは3G〜,書き込みも数倍の速さ・・・ 何ともはや

3.ADSL導入とルーターとの戦い
1)ADSL導入
人間の欲はとどまるところを知らず,通信速度の改善へ向けてADSL
(Asymmetric Digital Subscriber Line)なるものが普及してきた.
当然都市部から開通しはじめたが,ここに来るのはまだ相当先のようだ.
基地局から1Km程でもあり,一か八かYahooにメールを出した・・・
しばらくして,当地でYahooがADSL一番乗りのプロバイダーとなった.
最初のYahooはかなり問題があったそうだが,トラブルはなく
僕にとってはありがたいプロバイダーとなった(2009年もこの契約は続いている)
(数年前に解約:180102).
仕事場にもYahooを入れたかったが,手続きの問題でNTT回線と,いままで
加入していたプロバイダーの組み合わせとなり,秋ごろに無事開通.
その頃にはDLはしたいし,チャットはしたい,何とか2台同時に繋げないものか?
いろいろ調べるとルーターなるものがある.さっそく購入した.

2)Corega製ルーター(corega BAR SW-4P)
一応ブロードバンドに対応していたので性能を詳しく見るのではなく,
直感的にこれに決めた.コードの繋ぎ方は簡単だし,WANへの設定は難なく終わり,
2台のPCも繋がったが,どうも理解できない用語が多すぎる.
一度気になると徹底的に調べないと気が済まない性格に火がついた.
(後にこの感覚を”脳幹が刺激される”という表現をするようになった.)
ダイナミックDNSて? DMZ接続って? スタティックルーティングって?

そんなわけで,取説を読みまくり,ネットで調べ,多くのエネルギーを使って
一つずつ自分なりに理解していった.書くのは2行だが実際に理解しながら
設定ができるようになるのにはかなりの時間を要した.

3)UPnPと2度のルーター変更
一方,通信速度が上がったため動画や音声も送ることができるようになってきた.
ここで問題になるのが,マイクロソフトの仕様.
ルーターを介する場合はUPnP(Universal Plug and Play)対応の必要がある.
いち早く対応したのはIO-DATAだったので同社のルーターを購入した.
繋がるには繋がったが,今まで慣れた設定とは異なるためどうもしっくりこない,
そのうちに Corega社からUPnP対応のルータが発売されたため,迷わず購入した.
設定はお手の物で,これで思い通りの状態で2台のPCを使えるようになった.

4.自宅サーバー設定の試み.
目的は自分のチャットルームを作ること,しかもVRMLを使った3Dで,
達成するためには,少なくともサーバーの立ち上げとマルチユーザー用のソフトが
必要になる.悩んでいても始まらないのでまず,サーバーの構築を試みた.

1)とりあえずWebサーバー
当然,自分で作れるわけもなく,フリーソフトを探すことになる.いくつか
見つけた中で,丁寧に解説してあって自分でも扱えそうなソフトがあった.
ANHTTPDである(今もDLは可能;制作者のサイトは閉鎖;180103).
しっかり説明してあるので簡単にウエブサーバーの構築ははできた.
後はIP設定.常時接続はしているものの,サーバーを立ち上げる度にサーバー
にIPを通達する必要があった.最初は,IP取得ソフトでIPを得,打ち込んでいた.

2)環境整備をしたいが・・・
PC雑誌やネット等でサーバーのことを調べていると,好きな名前に対して自動でIP
に対向してくれるサービスがある事を知った.ダイナミックDNS(Domain Name
System)サービスである,幸いにも無料で提供してくれている会社が有った.ただし
アクセスチェックが有り,ほぼ常時サーバーを立ち上げていなければならない.
それには,専用PCがあった方が何かと便利ではある.しばし,悶々とした日々が
が続いた.構想が完成するのはしばらく後になる(後述).

閑話休題:あっちゃー大文字のTが打てない!!!→洗浄して復活(16:11 180103)
IT関連の状況
一方で,OSはXpが主流になりつつあり,CPUもpen4,周辺機器も高機能化が進んで
来ていた.この頃はパソコンショップに行くことが楽しく,あれやこれやと
珍品のウインドショッピングをしていた,財布と相談しながら小物を買っていた
ように思う(中古LANボードやメモリー).

5.マルチユーザー3Dチャットとアバター
1)マルチユーザー
Webサーバーは一応構築でき,次の問題はマルチユーザーでVRMLが使えるチャット
ソフト.ネットや雑誌をさんざん探したあげく,有力なソフトを二つ見つけた.
一つはWin98用に書かれた V-net system, もう一つはHORBという
日本人によるJAVA分散オブジェクトアーキテクチャーで,知人の助けを借りて
動かせるようにはなった.

2)アバター
できるだけヒトに近いものを動かしたいという思いがあり,懸命に試みたが未だ
完成せず・・・3回程トライしているが頓挫したままとなっている.
今こうして書いていると,必死になってやっていた事が思い出され懐かしい.
未だに諦めたわけではないが,チャットに対する意欲はかなり薄れてきた.
一番の原因はV-net systemがmicrosftJAVAでしか動かないことだった.
(2009年頃)

人型アバターは考えられる限りの情報やソフトを集めたが,VRMLの所に書いた
ように何とか使えそうなのは今のところBlaxxun Avater Studioかな.

VRMLとアバターのために集めたソフト
(VRML用かすべてVRML出力機能がついている)
VRLedit
フリーソフトで途中から2000,Xpに対応
一番 使ったソフト 有償でも手に入れたと思う
Poser 4 ヒトは正確にできるがファイルサイズが 5Mb
VRCreater
faceset で作られているため,変形しようがない
角度分析には有用だった
Ray Dream
studio5
シーンを作るのには便利だが,操作に慣れが必要
六角大王   使いこなせれば良い感じ
 スーパー 
 スーパー2 
 スーパー4 
Doga
これも使いこなせれば良い感じ(フリーとシェアウエア)
アバターサンプルが多いと良いのだが・・・
現在もコンテストなどを行っている.

追記(180102):その後
さらに,読み返していると,いつか完成させたいと思うのであるが,VRMLは廃れて
いるし,もう書籍も販売されていない(主要な書籍は手元にはあるが).
面白いことに,3Dソフトで作り,二次元動画に出来るソフトは結構あるのに
複数で3Dチャットができるソフトは日本では育たない,
外国には3Dチャットができるサイトはいくつかあるが,無料会員は当然のこと
ながらフル機能は使えず,かといって有料会員になるほど参加したい気持ちも無く,
不完全消化の状態だった.

2009年以降トライしたソフト
seemless3D
フリーソフト(英語)
かなりの物が出来るが使いこなせていない
MMD VRMLに変換を試みたが挫折(;^_^A アセアセ…
DeepMatrix
V-net systemのJAVA対応版
これで意欲は湧いたが時間が無い
3Dcustom motion→MMDを試みるも挫折
MMD→BVH→VRMLと出来そうなのだが挫折